Uターン日記

さて先日の焼肉屋の記事でウマーな表情をした後輩女子を見て思い出したことがあると書いた。

遡ること23年前だろうか、ペルーの首都リマで一人のペルー人の少女が初めて日本のインスタント焼きそば、ラーメンを食べたそうな。

ウマーと感激したそうである。

出身がジャングルの中の集落のようで、お母さんにコレお土産に持って行く！と楽しみにしていたそうである。

だがその願いは叶うことなく、約4カ月後に彼女は死んだ。

アルバイト先がテロ組織だったから。。

と、そんな話を何故か思い出したんだよね。

で、そのテロ組織が引き起こした事件が在ペルー日本大使公邸人質事件 である。

人質となっていた日本人、ペルー人やジャーナリストも書籍を出していたので3冊購入し、少女の詳細を追うことにした。



が、結論から言うと「真実は藪の中」であった。

書籍によって名前と年齢が逆だったり（2人の女性テロリストがいた）、人質によって「戦闘で死んだ」「投降したにも関わらず虐殺された」と記述がバラバラなのである。
もう数冊読めば真実が見えるのかも知れないが、「誰の立ち位置を支持するか」ということに集約しそうなので諦めた。

結局彼女は「日本人の人質と仲良くなり過ぎて（書籍によっては恋仲）」最後に日本人の人質を撃てなかった。
それが日本人側の策略だった、のかも知れないがこれについても記述がない。

いずれにしろ、多分彼女は後輩女子と同じ普通の女の子だったと思う。

端的に言えば所属した組織が悪すぎた。

「わが身はどうだろう？」と考えさせられる本でした。