2020年03月21日
同一労働同一賃金
先日自民党の地方議員とその選挙対策者(党員)に話を伺う機会があった。
目下私の関心は「同一労働同一賃金」である。
このブログは基本的に田舎暮らしの良さ、豊かさをテーマにしていて、面倒な話は基本載せない!方針なのだが、常々山形庄内の経済事情がもっと良ければなぁと思っていたので書いてみようと思う。
で、その自民党員2名に「4月から中小企業を除いて同一労働同一賃金がはじまりますね。庄内の工業団地には大企業も多いと思いますが非正規の待遇は上がりますか?」と聞いてみた。
2人共口を揃えて「いや、無理でしょう。無理。その立法趣旨が一般通念として認められるのにおそらく15年くらいはかかるんじゃないか。」との回答。
テレビでは非正規を正規に切り上げた企業がたまに紹介されるが、その動きはやはり限定的なんだろうか?
とか、一般通念って言うけど私が小さい頃はほとんどが正社員だったイメージで、今は「格差があっても当然」というのが世に受け入れられてるのか?
とか疑問に思ったりしたが、働き方改革を進めた自民党の党員が言うのだから期待はできないのだろう。
と、そんな折500~600人規模の庄内にあるいとこ(契約社員)の会社で同一労働同一賃金の説明会が開かれたそうである。
概要「正社員の役割と非正規の役割を明確に区別したので待遇はそのままな!(期待すんじゃねぇ)」
ってことだったらしい。転勤無し(正社員だってほとんど転勤なし)とか、今まで正社員と同じようにやってた書類提出をやらなくていいとか細かいことを小一時間に渡って色々言われたそうだが、本人に聞くと実質的な業務は今まで通り正社員と同一だそうだ。
いうても組合あるやん?組合は格差是正に取り組んどるハズやで?法施行を前に会社に強く交渉せんかったの?
と聞いてみたところ、「組合に入れるのは正社員だけや。交渉いうても正社員が勝手に非正規の時給5円10円の引き上げ要求して終わりやで。非正規の待遇上げて正社員の生活厳しくなったらどないすんねん。格差是正に取り組むなんて多分ポーズやねん。」
‥‥。
少なくともいとこの会社では「ザル法」のようである。
それに組合は民主系の党の支持基盤である。民主系には期待できない、というよりしてはいけないレベルだろう。
私にとって「同一労働同一賃金」って法制化するまでもなく「当たり前」の感覚なのだけど、わざわざ法制化しても沿わない(沿えない)会社があるって残念です。
詰まるところ、非正規が売り上げた利益を正社員、役員、株主が横から掠め取っているだけではないか。
それは人が人を食い物にすることだし恥ずべきことだと思う。
「”非正規”という言葉をこの国から一掃します」
と宣言した安部首相の目論見は外れそうだがしかし、やらないよりはずっとマシだったと私は思っている。
それは恩恵を受けた人が少しはいる、という話ではない。
いくら理不尽、不合理な雇用状況でも誰も、組合も、法律も、政権与党自民党でさえ救ってはくれない、助けてはくれないということがハッキリしたからだ。
独立開業した麺屋むら井で中華そばを頂きながら、自分も必要なモノを得る為にいろいろ覚悟せにゃアカンなぁと思った次第。
しかしこの手の記事は書くのに時間が掛かる、数時間考え込んでしまった。。
アクセス数が伸びなければ、ある意味庄内は平和なのかも知れない。
目下私の関心は「同一労働同一賃金」である。
このブログは基本的に田舎暮らしの良さ、豊かさをテーマにしていて、面倒な話は基本載せない!方針なのだが、常々山形庄内の経済事情がもっと良ければなぁと思っていたので書いてみようと思う。
で、その自民党員2名に「4月から中小企業を除いて同一労働同一賃金がはじまりますね。庄内の工業団地には大企業も多いと思いますが非正規の待遇は上がりますか?」と聞いてみた。
2人共口を揃えて「いや、無理でしょう。無理。その立法趣旨が一般通念として認められるのにおそらく15年くらいはかかるんじゃないか。」との回答。
テレビでは非正規を正規に切り上げた企業がたまに紹介されるが、その動きはやはり限定的なんだろうか?
とか、一般通念って言うけど私が小さい頃はほとんどが正社員だったイメージで、今は「格差があっても当然」というのが世に受け入れられてるのか?
とか疑問に思ったりしたが、働き方改革を進めた自民党の党員が言うのだから期待はできないのだろう。
と、そんな折500~600人規模の庄内にあるいとこ(契約社員)の会社で同一労働同一賃金の説明会が開かれたそうである。
概要「正社員の役割と非正規の役割を明確に区別したので待遇はそのままな!(期待すんじゃねぇ)」
ってことだったらしい。転勤無し(正社員だってほとんど転勤なし)とか、今まで正社員と同じようにやってた書類提出をやらなくていいとか細かいことを小一時間に渡って色々言われたそうだが、本人に聞くと実質的な業務は今まで通り正社員と同一だそうだ。
いうても組合あるやん?組合は格差是正に取り組んどるハズやで?法施行を前に会社に強く交渉せんかったの?
と聞いてみたところ、「組合に入れるのは正社員だけや。交渉いうても正社員が勝手に非正規の時給5円10円の引き上げ要求して終わりやで。非正規の待遇上げて正社員の生活厳しくなったらどないすんねん。格差是正に取り組むなんて多分ポーズやねん。」
‥‥。
少なくともいとこの会社では「ザル法」のようである。
それに組合は民主系の党の支持基盤である。民主系には期待できない、というよりしてはいけないレベルだろう。
私にとって「同一労働同一賃金」って法制化するまでもなく「当たり前」の感覚なのだけど、わざわざ法制化しても沿わない(沿えない)会社があるって残念です。
詰まるところ、非正規が売り上げた利益を正社員、役員、株主が横から掠め取っているだけではないか。
それは人が人を食い物にすることだし恥ずべきことだと思う。
「”非正規”という言葉をこの国から一掃します」
と宣言した安部首相の目論見は外れそうだがしかし、やらないよりはずっとマシだったと私は思っている。
それは恩恵を受けた人が少しはいる、という話ではない。
いくら理不尽、不合理な雇用状況でも誰も、組合も、法律も、政権与党自民党でさえ救ってはくれない、助けてはくれないということがハッキリしたからだ。
独立開業した麺屋むら井で中華そばを頂きながら、自分も必要なモノを得る為にいろいろ覚悟せにゃアカンなぁと思った次第。
しかしこの手の記事は書くのに時間が掛かる、数時間考え込んでしまった。。
アクセス数が伸びなければ、ある意味庄内は平和なのかも知れない。
この記事へのコメント
チャーシュー どでかい。
Posted by 銀蜻蛉 at 2020年03月21日 20:36
たまたまなのか、サイズアップしたのか、確かにデカかったです
Posted by 三木 at 2020年03月22日 18:03